県の魚 ムサシトミヨ

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 ムサシトミヨは、大きさが3〜6cmの小さな魚で、背ビレ・腹ビレ・尻ビレにトゲを持ち、敵から身を守るときなどにトゲを出します。このようなトゲを持つ魚は「トゲウオ」と呼ばれています。
 トゲウオの仲間は、日本にイトヨ・ハリヨ・ムサシトミヨ・イバラトミヨ・エゾトミヨ・トミヨの6種類がすんでいます。京都府と兵庫県にいたミナミトミヨは、1960年代前半には絶滅してしまいました。
 トゲウオの仲間は、みな巣を作ります。ムサシトミヨも、小鳥のように
巣作りをします。卵を産むのは1月〜9月頃で、オスは水草を集め、体から粘液を出して、しっかりした水草にピンポン玉ほどの巣を作ります。また、体が黒い色(婚姻色)に変わります。
 メスは巣の中に40〜50個ほどの卵を産みます。そして2〜3回卵を産むと死んでしまいます。産みつけられた卵はオスが守ります。オスはヒレで巣の中に新鮮な水を送り(ファンニング)、卵に酸素を補給します。卵は10日ほどでふ化し稚魚になりますが、稚魚が巣立つとオスは死んでしまいます。
 ムサシトミヨの寿命は、およそ1年です。 

             (「県の魚ムサシトミヨと元荒川の自然」 ムサシトミヨ保全推進協議会より)

 本校とムサシトミヨ               ムサシトミヨ関係年表へ

   〜学校で初めての人工飼育に成功〜
  昭和59年(1984年)8月1日にムサシトミヨの生息区域が熊谷市の文化財、天然記念物に指定され、民間団体だけでなく本格的に保護対策がとられるようになった。
 そこで、本校が初の人工飼育に取り組み始めることとなった。(熊谷市教育委員会委託)
 昭和59年12月に移増殖の試験池を中庭に造り、翌年3月には指定流域外から水性植物を移植した。そして、昭和60年(1985年)5月8日に指定流域外からムサシトミヨ各雌雄10匹を試験地に移し飼育を開始した。科学部員が日差しの強い日には葦簀(よしず)をかけるなどよく世話をし、その年の越夏調査で成魚8匹、稚魚59匹を確認し、人工飼育の可能なことを実証した。
 このことは、当時の新聞、テレビで大きく取り上げられ、報道されている。
 以後、毎年水性植物の保護、ザリガニ駆除など、難しさのある中で環境委員が中心に継続して増殖活動に取り組んでいる。          

今年の越夏調査

平成23年度のムサシトミヨを入れる前の清掃活動

 ムサシトミヨを守る会の方々に新しい水草を植えていただきました。
平成23年11月10日 (木)

 埼玉県環境科学国際センター、熊谷市環境部環境政策課、ムサシトミヨをまもる会の方々とともに越夏調査を実施しました。
 今年度は、134匹を確認することが出来ました。
 相変わらず、300匹超のザリガニがいて駆除が大きな課題となっています。
これまでの越夏記録
  昭和60 昭和61 昭和62 昭和63 平成元 平成2 平成3 平成4 平成5 平成6 平成7 平成8
飼育池  67  57  64  38 67 28 29 34 58 43 50
増殖池  /  /  /  / 397 158 610 31 627 40 52
  平成9 平成10 平成11 平成12 平成13 平成14 平成15 平成16 平成17 平成18 平成19 平成20
飼育池   38 37 38 60 26 41  /  /  /  /
増殖池  13  10  48  294 116 134 109 157 240 20
  平成21 平成22 平成23 平成24 平成25              
増殖池 396 69 134                   

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平成15年で増殖活動を集結した飼育池 昭和63年11月に完成した 増殖池  環境委員が飼育している  玄関にある水槽
飼育池・増殖池のある中庭   本校のマスコット・ベニコ(緋鯉)のいる池(飼育池に隣接)  H22.6.27讀賣新聞に掲載

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